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ブランディングはコストか投資か|利益を生む3つの条件

この記事の結論
ブランディングは投資です。ただし条件があります。利益を生むなら投資、生まないならただの支出です。中小企業は、①実績に結びつくところから投資し、②購入後のお客様の満足まで考え、③小さく試して、小さく失敗しながら進めることが大切です。

「ブランディングにお金をかけて、本当に回収できるのか」

経営者として、当然の疑問だと思います。ブランディングは、すぐに売上の数字に表れるとは限りません。だからこそ、「無駄な出費ではないか」と感じている中小企業の方は、とても多いのです。

この記事では、ブランディングがコストではなく投資になるための条件をお話しします。


1. 利益を生むなら投資、生まないなら支出

投資と支出の違い|支出:利益を生まないお金/投資:利益を生むお金

私の答えは、はっきりしています。ブランディングは投資です。

ただし、条件があります。そのお金が利益を生むなら投資、利益を生まないならただの支出です。

ブランディングが投資になるか支出になるかは、ブランディングそのものではなく、会社の考え方と進め方で決まります。

2. ブランド価値は、決算書に載らない「資産」

ブランド価値とは|決算書に載らない、お客様の頭の中の資産。

ブランディングに投資する目的は、ブランド価値を高めることです。

ブランド価値とは、決算書には載らない無形の資産です。お客様の頭の中に残っている印象が、そのまま会社の資産になります。

  • 「あの会社の商品は、いいよね」という良い印象
  • 「あの会社のサービスは、使いにくいよね」という悪い印象

どちらも、ブランド価値です。ブランドがプラスに働いているか、マイナスに働いているかで、会社の資産の大きさが変わるのです。

だからこそ、パッケージ、ホームページ、社員の行動、会社のビジョン、そして経営の結果まで、すべてがお客様にとってプラスに働く必要があります。

3. 大事なのは「買ったあと」のお客様の判断

お客様は2回判断している|買う前:「買おう」と決める、買ったあと:「合っていたか」を確かめる

ブランド価値を考えるとき、見落とされがちなのが購入後です。

お客様は、2回判断しています。

  1. 買う前:「買おう」と決める判断
  2. 買ったあと:「自分に合っていたか」を確かめる判断

ブランディングが大きく関わるのは、実は2回目の判断です。買ったあとに「やっぱり、ここで良かった」と思ってもらえるかどうか。お礼のメール、丁寧な説明書、ちょっとしたフォロー。小さなことの積み重ねが、ブランド価値を守ります。

4. 中小企業は「実績に結びつくところ」から投資する

中小企業の投資の順番|実績に結びつくところから、投資する。

中小企業は、予算に限りがあります。だから、何に投資するかがとても大切です。

私がおすすめしているのは、実績に結びつくところから投資することです。

例えば、いま会社の成長に一番効くのが「人材」であれば、まず人材に投資する。ブランディングへの大きな投資は、その次のステージで考えればいいのです。

ブランディングは、経営のあらゆるところに関わっています。だからこそ、利益を生むコストにすることを、いつも意識しなければいけません。

5. 小さく試して、小さく失敗する

小さく試して、大きく投資する|小さな金額で試す、お客様の反応を確かめる、勝ちパターンに大きく投資する

ブランディングを投資にするために、もう一つ大切なことがあります。それは、小さく試して、小さく失敗することです。

いきなり大きな金額をかけるのではなく、

  1. 小さな金額で試してみる
  2. お客様の反応を確かめる
  3. 「これは効く」という勝ちパターンが見つかったら、大きく投資する

という進め方です。

特に、経験のない分野で新しい事業を始めるときは、小さなテストを何度も繰り返す必要があります。どんな言葉にお客様が反応するのか。どの市場が自分たちの商品に合っているのか。小さな成功と小さな失敗を積み重ねてはじめて、成功への道が見えてきます。

6. ブランディングが「今すぐ」必要ない会社もある

大切なこと|ブランディングのための、ブランディングをしない。

意外に思われるかもしれませんが、ブランディングが今すぐ必要ではない会社もあります。

例えば、BtoBの会社で、社内に理念がしっかり浸透していて、経営もうまくいっている場合です。その場合は、無理に大きな投資をする必要はありません。

大切なのは、ブランディングのためのブランディングをしないことです。目的は、あくまで経営をうまくいかせること。それを忘れなければ、ブランディングは必ず投資になります。

7. ブランディングの4つの要素とのつながり

ブランディングの4つの要素(すべて双方向)|哲学・戦略・組織・コミュニケーションは、すべて双方向につながっている

ブランディングを投資にすることは、ブランディングの4つの要素(哲学・戦略・組織・コミュニケーション)のうち、戦略の話です。

  • 投資の優先順位を決める軸は、会社が何を大切にするかという哲学
  • 社員の行動が、ブランド価値を高めも下げもする(組織)
  • 購入後のフォローも含めた、お客様とのやりとり(コミュニケーション)

そして、お客様の反応(数字)が、投資が正しかったかどうかを教えてくれます。4つは、すべて双方向につながっています。


今日からできる、3つの問い

今日からできる3つの問い|成長に一番効く投資先はどこか、買ったあとのお客様の気持ちを知っているか、小さく試せることはないか
  1. いま、会社の成長に一番効く投資先はどこですか?
  2. お客様が「買ったあと」、どんな気持ちになっているか知っていますか?
  3. 小さく試せることは、何かありませんか?

よくある質問

Q. ブランディングの効果は、どれくらいで出ますか?

すぐに数字に表れるとは限りません。だからこそ、小さく試して反応を確かめながら進めることをおすすめしています。

Q. ブランディングの費用対効果は、どう測ればいいですか?

リピート率、紹介の数、値引きせずに売れている割合、採用の応募数など、ブランドの強さが表れる数字を、取り組む前後で比べてみてください。

Q. 予算が少なくても、ブランディングはできますか?

できます。社員の応対、購入後のフォロー、情報発信など、お金をかけずにできることはたくさんあります。


この記事の内容は、YouTubeでもお話ししています。
▶ 関連:【ブランディングの本質】コストか投資か。利益を生むブランディングの条件とは(YouTube) https://www.youtube.com/watch?v=ZRvxgNSXxek
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