オンボーディングとは?会社の本音は、入社初日に出る
求人票の言葉ではなく、入社初日の過ごし方に、会社の素顔が出る。
ひとことで言うと

オンボーディングとは、
くわしく
もとは英語の on-board で、船や飛行機に「乗りこむ」という意味です。新しい仲間が、会社という船に乗りこんで、一緒に進めるようになるまでを支えます。
研修との違いは、範囲の広さです。
- 研修:仕事のやり方を教える
- オンボーディング:仕事に加えて、会社の考え方や人との関係まで、一員になる過程の全体を支える
期間は会社によって違い、入社前から始めて数か月、長いところでは1年ほどかけます。
よくある失敗
- 初日にマニュアルを渡して終わる
- 仕事は教えても、なぜこの会社がその仕事をするのかを伝えない
- 忙しさを理由に、困ったときに聞ける相手を決めていない
例
入社初日、机とパソコンだけが用意されていた会社と、社長が30分かけて「なぜこの会社を始めたのか」を話し、先輩が昼食に誘った会社。給料が同じでも、半年後に「ここで働き続けたい」と思う気持ちは大きく変わります。(ここでは、わかりやすくするための仮の例です)
中小企業ではどう使う?
大きな仕組みは要りません。まず、次の3つから始めてください。
- 入社前に、初日の予定と相談相手を伝えておく
- 最初の1週間のうちに、社長が自分の言葉で理念を話す
- 1か月後と3か月後に、本人の「困った」を聞く場をつくる
4つの要素とのつながり
オンボーディングは組織の入口です。哲学を伝える最初の機会であり、戦略を実行する人を育てる場でもあります。新しい社員の言葉や振る舞いは、そのままお客様へのコミュニケーションになります。
最後に
迎え方が雑なら、採用にお金をかけても、人は静かに離れていきます。待遇の差は追いつかれても、「ここに入ってよかった」という最初の記憶は追いつかれにくい。私が経営者に勧めたいのは、初日の30分を社長自身が使うことです。戦わないブランディングは、社内の迎え方から始まっています。
関連する言葉
採用ブランディング/インナーブランディング/ワンオンワン/エンゲージメント