ロゴとは?ブランドではなく「思い出すための引き金」
ロゴが新しくなっても、中身が変わらなければ、思い出される記憶は変わらない。
ひとことで言うと

ロゴとは、
くわしく
ロゴには、大きく3つの形があります。
- ロゴタイプ:社名や商品名を、文字でデザインしたもの
- シンボルマーク:図形や絵で表したもの
- 組み合わせ:ロゴタイプとシンボルマークを一緒に使うもの
ここで知っておいてほしいのは、ロゴはブランドではないということです。ブランドは、お客様の頭と心の中にある「感情をともなった印象」です。ロゴは、その印象を思い出すための引き金にすぎません。
名前・色・ロゴ・音楽・キャッチコピーなどにふれたとき、そのブランドを思い出すこと。これを「ブランド認知」と言います。ロゴは、その引き金のひとつです。
よくある失敗
- 売上が落ちたとき、ロゴを変えれば立て直せると考える
- 社長の好みだけで決め、お客様の記憶を考えない
- 名刺・看板・サイトで、ロゴの形や色がばらばらになっている
例
Appleのリンゴのマークを見て、多くの人が思い出すのは果物ではありません。手にした製品の使い心地や、お店での経験です。形が記憶を運んでいるのではなく、積み重ねた経験を、形が呼び起こしているのです。
中小企業ではどう使う?
ロゴを作る前、変える前に、次の順で確かめてください。
- お客様に思い出してほしい経験を、一言で書く
- その経験を、いまの商品と接客が届けているか確かめる(届いていなければ、ロゴより先にそこが課題)
- そのうえで、どこで見ても同じ形・同じ色で使い続ける
4つの要素とのつながり
ロゴはコミュニケーションの道具です。何を思い出してほしいかは哲学が決め、どこで誰に見せるかは戦略が選び、記憶の中身は組織の毎日の仕事がつくります。
最後に
私はグラフィックデザイナーから仕事を始めたので、形の力をよく知っています。それでも、ロゴはブランドではありません。思い出すための引き金です。引き金が呼び起こす記憶の中身は、毎日の仕事でしかつくれません。中身を磨いた会社のロゴは、あの会社の仕事ぶりを思い出させます。それが戦わないブランディングにおけるロゴの役目です。
関連する言葉
ロゴタイプ/シンボルマーク/VI/ブランド認知
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