CIとは?ロゴの話ではなく、考えと行動をそろえること
CIを「ロゴを新しくすること」だと思っているなら、まだ入口にも立っていない。
ひとことで言うと

CI
▶ 関連記事:VI(ビジュアルアイデンティティ)とは?
くわしく
CIは、ふつう次の3つでできていると説明されます。
- MI(マインドアイデンティティ):理念や考え方
- BI(ビヘイビアアイデンティティ):社員の行動や、会社としての振る舞い
- VI(ビジュアルアイデンティティ):ロゴ・色・書体などの見た目
大切なのは順番です。MIが芯にあり、それがBIで行動になり、VIで目に見える形になります。見た目のVIは、3つのうちの1つにすぎません。
よくある失敗
- VI(ロゴ)だけを作り直して、CIをやったつもりになる
- 理念を決めても、社員の行動(BI)に落としこまない
- 作った直後だけ盛り上がり、数年で元に戻る
例
ロゴを新しくした会社でも、電話の応対が以前のままなら、お客様が受け取るのは「看板だけ変わった会社」という印象です。反対に、理念にそって応対や見積もりの出し方まで変えた会社は、ロゴが変わる前から「何か変わった」と感じてもらえます。(ここでは、わかりやすくするための仮の例です)
中小企業ではどう使う?
MI→BI→VIの順で、一つずつそろえていきます。
- MI:理念を一文で書く
- BI:その理念なら、電話・見積もり・クレームのときにどう振る舞うかを決める
- VI:そのうえで、ロゴ・色・書体を決め、どこでも同じに使う
4つの要素とのつながり
CIは、4つの要素をそろえる取り組みです。MIは哲学、BIは組織、VIはコミュニケーションにあたります。何を優先し、どこへ向かうかを決めるのが戦略です。
最後に
見た目を変えるのは、数か月でできます。でも、考えと行動をそろえるには何年もかかります。その時間から逃げた会社のロゴは、看板のままで終わってしまう。私はそう見ています。考え・行動・見た目が一本でつながったとき、会社は他社と同じ物差しで測られなくなります。それが戦わないブランディングの姿です。
▶ 関連記事:水道哲学とは?松下幸之助はブランドをつくろうとしなかった
▶ 関連記事:ロゴとは?
関連する言葉
VI/MI/BI/ブランドアイデンティティ