らしさとは?同業他社でも言える言葉に、らしさはない
「チャレンジする人材求む」。この一行は、どの会社の求人にも書ける。
ひとことで言うと

らしさとは、
くわしく
企業らしさ、ブランドらしさ、私たちらしさ。言い方は違っても、指しているものは同じです。
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私は、らしさは「中身」と「表し方」が重なったところに生まれると考えています。
- 中身:理念や価値観など、会社が大切にしていること
- 表し方:言葉づかい、デザイン、社員の応対、仕事の進め方
中身だけでは外から見えず、表し方だけでは薄っぺらくなります。両方がそろって初めて、人は「あの会社らしい」と感じます。
たとえば求人広告の「チャレンジする人材求む」は、どの会社でも使える言葉です。同じ思いでも「挑戦を止めるな」と書くのか「チャレンジャーよ出てこい」と書くのかで、受ける印象はまるで違います。私たちがクリエイティブをつくるときは、この一語の選び方まで、その会社らしいかを確かめます。
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よくある失敗
- 同業他社でも使える言葉で、自社を語ってしまう
- 見栄えを優先して、ふだんの自分たちとかけ離れた演出をする
- らしさをデザインだけの話だと思い、社員の振る舞いを見ない
例
堅実さが持ち味の町工場が、採用サイトに流行りの派手な映像を使ったとします。見た人は一瞬ひかれても、入社してみると職場の空気がまるで違う。これでは、辞めてしまう人を増やしかねません。らしさを正直に伝えることは、人の定着にもつながります。(ここでは、わかりやすくするための仮の例です)
中小企業ではどう使う?
- 求人・サイト・会社案内の言葉を書き出す
- 同業他社の名前に入れかえても通じる言葉に、印をつける
- 印のついた言葉を、自分たちにしか言えない言い方に書き直す
4つの要素とのつながり
らしさの根っこは哲学です。大切にするものが決まっていなければ、にじみ出るものがありません。戦略はそのらしさを強みとして選び、組織の一人ひとりの振る舞いが形にし、コミュニケーションの言葉とデザインが外に伝えます。
最後に
らしさは、会議室で考えてつくるものではありません。仕事の選び方や言葉の選び方を、毎日積み重ねた先に、にじみ出てくるものです。だから、形だけ似せても追いつけません。私は、らしさを正直に出した会社ほど、合うお客様と社員が自然に集まると見ています。戦わないブランディングは、その正直さから始まります。
関連する言葉
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