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MVVの違いとは?ミッション・ビジョン・バリューの作り方

ミッションとビジョン、向いている先がちがいます。

この記事の結論
ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)は、会社の哲学を3つの視点で表したものです。ミッションは社外に向けた「使命」、ビジョンは社内で共有する「理想の姿」、バリューは社員の「判断の基準」。そして、MVVは社長一人でつくるより、社員と一緒につくるほうが、会社は一気にまとまります。

「ミッション、ビジョン、バリュー。違いを説明しろと言われると、自信がない」

そう感じている経営者の方は、少なくないと思います。3つを混同したまま掲げていると、会社の方向性がぶれてしまうことがあります。

この記事では、MVVの違い、よくある誤解、そしてMVVのつくり方をお話しします。


1. MVVは「会社の哲学」を3つの視点で表したもの

MVVは、会社の哲学を3つの視点で表す|ミッション:使命、ビジョン:理想の姿、バリュー:判断の基準

ミッション・ビジョン・バリューは、会社の哲学を、3つの視点から表したものです。3つが一貫していると、会社はまとまります。

2. ミッション:社外に向けた「使命」

ミッション(社外向け)|私たちは、世の中に対して何をする会社なのか。

ミッションは、会社が社会に対して果たす使命です。主に社外に向けた言葉です。

「私たちは、世の中に対して何をする会社なのか」を表します。

3. ビジョン:社内で共有する「理想の姿」

ビジョン(社内向け)|私たちは、どんな会社になりたいのか。

ビジョンは、会社が目指す理想の姿です。主に社内で共有する言葉です。

「私たちは、どんな会社になりたいのか」を表します。ビジョンがあると、社員が「この会社と一緒に、そこへ向かいたい」とワクワクできるようになります。

4. 例:ソフトバンクのミッションとビジョン

例:ソフトバンクグループ|ミッション:情報革命で人々を幸せに/ビジョン:世界の人々から最も必要とされる企業グループ

わかりやすい例が、ソフトバンクグループです。

  • ミッション(使命):情報革命で人々を幸せに
  • ビジョン(目指す姿):世界の人々から最も必要とされる企業グループ

ミッションは「世の中に対して何をするか」、ビジョンは「どんな存在になりたいか」。違いがよくわかります。

5. バリュー:社員の「判断の基準」

バリュー(判断の基準)|やることと、やらないことを分ける。

バリューは、会社が大切にする価値観です。そして、社員が迷ったときの判断の基準になります。

バリューがあると、やることとやらないことを分けられるようになります。マニュアルに答えがない場面でも、「うちの会社なら、こう判断する」と社員が考えられるのです。

6. よくある誤解:バリューとバリュープロポジションは違う

バリューとバリュープロポジションの違い|バリュー:社内向け、社員が大切にする価値観/バリュープロポジション:社外向け、お客様に提供する価値

ここで、よく混同される言葉があります。バリュープロポジションです。

向き
バリュー:社内向け
バリュープロポジション:社外向け

意味
バリュー:社員が大切にする価値観
バリュープロポジション:お客様に提供する価値

名前は似ていますが、向いている方向がまったく違います。

7. MVVは「社員と一緒につくる」

MVVのつくり方|社員と一緒につくる。そのプロセスが、チームづくりになる。

MVVをつくるとき、私がおすすめしているのは、社長一人でつくらず、社員と一緒につくることです。

「私たちは、何のために存在するのか」「どんな会社になりたいのか」「何を大切にするのか」。こうした問いを、社員と一緒に考える。そのプロセスそのものが、チームづくりになります。自分たちでつくった言葉だからこそ、社員は本気でその言葉を大切にします。

なお、MVVは経営哲学の一つの形にすぎません。経営理念、社訓、パーパスなど、会社に合った形を選べば十分です。

8. ブランディングの4つの要素とのつながり

ブランディングの4つの要素(すべて双方向)|哲学・戦略・組織・コミュニケーションは、すべて双方向につながっている

MVVは、ブランディングの4つの要素(哲学・戦略・組織・コミュニケーション)のうち、哲学にあたります。

  • 社員と一緒につくることで、組織がまとまる
  • ミッションは、社外へのコミュニケーションの軸になる
  • バリューが「やらないこと」を決めることで、戦略がぶれなくなる

そして、現場で使われる中で、MVVの言葉も磨かれていきます。4つは、すべて双方向につながっています。


今日からできる、3つの問い

今日からできる3つの問い|世の中に対して何をする会社か(ミッション)、どんな会社になりたいか(ビジョン)、何を基準に判断してほしいか(バリュー)
  1. あなたの会社は、世の中に対して何をする会社ですか?(ミッション)
  2. どんな会社になりたいですか?(ビジョン)
  3. 社員が迷ったとき、何を基準に判断してほしいですか?(バリュー)

よくある質問

Q. ミッションとビジョンの違いは何ですか?

ミッションは社会に対して果たす「使命」、ビジョンは会社が目指す「理想の姿」です。ミッションは主に社外、ビジョンは主に社内に向けた言葉です。

Q. バリューとバリュープロポジションの違いは何ですか?

バリューは社員が大切にする価値観(社内向け)、バリュープロポジションはお客様に提供する価値(社外向け)です。

Q. MVVと経営理念の違いは何ですか?

どちらも会社の哲学を表すものです。経営理念は会社が大切にする考え方を一つにまとめたもの、MVVはそれを使命・理想の姿・価値観の3つに分けたもの、と考えるとわかりやすいでしょう。


この記事の内容は、YouTubeでもお話ししています。
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株式会社オムニモスーク 代表 安田旬佑